このページではZEONO LTXについて以下の内容を紹介しています。
- ZENON LTXのインプレ
- ZENON LTXのスプール性能は?
- ZENON LTXはアジングには使える?
- ZENON LTXはチニングやシーバスにも使える
- ZENON LTXと合わせるおすすめロッド
AbuGarciaのZENON LTXというベイトフィネスリールをご存じでしょうか?
アルデバランBFSやアルファスAirと比べるとマイナーかもしれません。
ですが、ソルトやバスなどの釣りでは実はZENON LTXが一番使いやすいと感じることも多いです。
今回はZENON LTXの魅力や他社のベイトフィネスリールとの比較を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでZENON LTXの魅力を知って使ってみてください!
ZENON LTXのインプレッション
ZENON LTXを使った感想は【幅広い釣りに使えるベイトフィネスリール】でした。
基本的なスペックは以下の通りです。
自重 | ギア比 | スプール径/幅 | ハンドル長 | 最大ドラグ力 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
150g | 8.3:1 | 30mm/22mm | 85mm | 5kg | 43500 |
特筆すべき性能はドラグ力が5kgという強さにあります。
実際にどんな性能を持っているかを以下の項目にまとめてみました。
気になる項目はタップするとその場所にジャンプするので、ぜひ活用してください。
ベイトフィネスリールを超えた強さ
他のベイトフィネスリールのドラグ力が3.5kgの中で、ZENON LTXは5kgとかなりの強さを持っています。
ボディも金属ボディを持っており、大口径ギアも搭載されています。
そのため、不意な大物がかかっても問題ないほどのパワーを感じるリールとなっています。
PE1号が100m巻けるので、バスはもちろんソルトの様々な釣りにも使えます。
このバランスは他のベイトフィネスリールにはない大きな特徴です。
安定したキャストフィールでトラブルレス
ZENON LTXの特徴として【固定式マグネットブレーキ】があります。
固定式のマグネットブレーキは、常に安定したブレーキがかかるため、バックラッシュがしにくく風にも強いという特徴があります。
実際に使ってみると、ブレーキを弱くしすぎなければ、常に安定してラインが出ていくため、かなり安心感のあるキャストができます。
パーミング性能はあまりよくない
ZENON LTXのサイドカップは、ダイヤルブレーキのせいなのか出っ張っています。
慣れれば気になりませんが、人によってはやりにくく感じるかもしれません。
ただ、ボディサイズは縦7cm、横4.5cm、高さ3.5cmほどであり、しっかりとコンパクトなボディに仕上がっています。
ブレーキダイヤルの調整がやりにくい
ZENON LTXは外部のダイヤルが25段階で調整でき、ダイヤルを動かすと、内部にあるマグネットの位置が上下してブレーキ力が変わります。
ブレーキ調整のやりやすさに関してですが、ブレーキダイヤルは出っ張りが少ないため調整しにくいです。
特に手が水で濡れていたり、ハンドクリームを付けていたりすると更にやりにくいです。
私は良くルアーを付け替えるので、ブレーキ調整がやりにくいのは大きなデメリットに感じます。
ドラグ音もあるためナイトゲームにもおすすめ
ZENON LTXはラインが引き出されたときのドラグ音、スタードラグのクリック音、メカニカルブレーキのクリック音、ブレーキダイヤル音などが鳴ります。
これらは音で判断ができるため、目が見えないナイトゲームでも快適に釣りをすることができます。
ZENON LTXの各種音は以下の動画を参照ください。
ZENON LTXはベイトフィネスとベイトリールの間を埋めるリール
ZENON LTXを使って感じたのは、ベイトフィネスリールと32mmスプールのベイトリールの間を埋められる数少ないリールだと感じました。
32mmスプールのベイトリールではキャストが難しい2g台のルアーから、ベイトフィネスリールではキャストが難しい10g以上のルアーも使えます。
私が使いやすいのは2~15gの間のルアーが使いやすいと感じました。
ベイトフィネスリールとしての性能も欲しいけど、もう少し重たいルアーも使いたい……
そんなときにはZENON LTXがおすすめです
ZENON LTXのスプール性能は?
ZENON LTXのスプール性能は以下のようになっています。
スプール径 | 30mm |
スプール幅 | 22mm |
スプール重量(ベアリング込) | 12.08g |
ZENON LTXはベイトフィネスリールですが、スプール重量は12.08gとかなり重くなっています。
スプールが重たくなった理由としては、ドラグ力が5kgとなっており、普通のベイトフィネスリールのスプールでは変形してしまいます。
そうならないためにスプールの剛性を上げた結果でしょう。
1gキャストはできるの?
結論から言うとZENON LTXで1gのルアーのキャストはできません。
1gのルアーではキャストしてもスプールの重量に負けてほとんど飛びませんでした。
まともにキャストできるのは2g以上からです。
ZENON LTXはアジングには使える?
結論から言うと、ZENON LTXはアジングに使えますが、ジグ単でスピニングリールと同じように使うのは難しいです。
ジグ単の釣りであれば、22アルデバランBFSか月下美人Air TWを買った方が、確実にいい釣りができます。
ただ、ZENON LTXはフロートやキャロの釣りでは、他のベイトフィネスリールよりもトラブルレスに釣りができます。
使うシチュエーションとしては、フロートやキャロなどの遠投が必要な時や、深場にいるアジを重ためのジグ単で狙う時、風が強くて重たいジグヘッドが必要な時に使えます。
ZENON LTXはチニングやシーバスにも使える
ZENON LTXはPE1号が100m巻けるラインキャパシティと最大ドラグ力5kgという強さがあります。
チニング全般の使用はもちろん、バチ抜けやマイクロパターンのシーバスにもおすすめです。
他のベイトフィネスリールでも可能ですが、どうしてもパワー負けして長時間のファイトになることが多く、周りに迷惑がかかる場合もあります。
その点ZENON LTXはベイトフィネスリールでありながらパワーファイトもできるのでおすすめです。
ロッドはLかMLクラスまでのロッドと相性がいいでしょう。
ZENON LTXに合わせるおすすめのロッドは?
ZENON LTXは幅広いロッドと合わせることができます。
ここではZENON LTXと相性のいいベイトロッドを紹介します。
AbuGarcia XAJC-632ULS-BF
同じAbuGarciaの中でアジングに特化したベイトフィネスロッドです。
特徴としては、ソリッドティップにありがちなベナンベナンな印象は全くなく、シャキっとした使い心地です。
しかもしっかりと曲がって、大型の魚がかかっても負けないパワーを持っています。
アジングをメインにメバリングなどをジグ単メインで使いたい人におすすめです。
全長 | 継数 | 自重 | ルアー | ライン |
---|---|---|---|---|
1905mm | 2pcs(逆並継) | 98g | 0.8~8g | PE0.4~0.8号 |
SHIMANO フリーゲーム XT B64L
SHIMANOのハイコストパフォーマンスなパックロッドです。
ルアーウェイトが3~14gまでとなっており、ZENON LTXにぴったりな性能となっています。
ロッドとしてはSHIMANOらしくパキッとして硬めの調子で、ライトロックフィッシュやチニング、バスに最適です。
仕舞寸法が52.7cmとなっており、ちょっとしたバッグなどにスポッと入るため、仕事帰りや旅行などにも簡単に持って行けます。
全長 | 継数 | 自重 | ルアー | ライン |
---|---|---|---|---|
1930mm | 4pcs(並継) | 99g | 3~14g | PE0.3~0.8号 |
ヤマガブランクス BlueCurrentⅢ 82/B
全長約250cmのライトゲーム用の長尺ロッドです。
長尺ロッドなので、堤防や磯場はもちろん、最近流行のサーフアジングなどにも使えます。
BlueCurrentⅢ 82/Bはティップがスルッと曲がるほど柔らかく、ベリーからバットにかけてシャキッとしたロッドです。
キャストしてみると、長尺とは思えないほどスパッとキャストが決まります。
軽いルアーを遠投して使いたいという人におすすめのロッドです。
全長 | 継数 | 自重 | ルアー | ライン |
---|---|---|---|---|
2495mm | 2pcs(逆並継) | 93g | 2~20g | PE0.4~0.8号 |
ZENON LTXまとめ
ZENON LTXは最大ドラグ力5kg、金属ボディ成型とベイトフィネスリールの中でもかなり強いスペックを持っています。
キャストウェイトは2gからキャスト可能で、15gまで全く問題なくキャストができます。
ベイトフィネスリールが欲しいけど、もう少し使える幅が広いリールが欲しいという方にはぴったりなベイトリールです。
様々な釣りに答えてくれるZENON LTXをぜひ使ってみてください!