2025年12月にダイワより26スティーズ SV ライト TWが発売されることが決定しました!
「SV ライト」といえば18 SV LIGHT LTDがあるのですが、その名機が24スティーズ SV TW100をベースにして蘇りました!
このページでは「26スティーズ SV ライト TW」の解説はもちろん、ベースとなった24スティーズ SV TW100や18 SV LIGHT LTDとの比較もしていきます!
このページを見ることで、26スティーズ SV ライト TWはどういった人や釣りにおすすめなのかもわかるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
26スティーズ SV ライト TWのスペックや特徴を解説

26スティーズ SV ライト TWのスペックや技術特性は以下になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | 26 STEEZ SV LIGHT TW(100H / 100HL / 100XXH / 100XXHL) |
| タイプ | ベイトキャスティングリール |
| 自重 | 160g |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| スプール径 / 幅 | φ32mm / 22.5mm |
| スプール素材 | G1ジュラルミン(SV LIGHTスプール) |
| ブレーキシステム | SV BOOST |
| フロロ(標準巻糸量) | 8lb:40〜80m / 12lb:25〜50m |
| PE(標準巻糸量) | 1号:140m / 1.5号:100m |
| ギア比 | 7.8(H系) / 9.2(XXH系) |
| 巻き取り長さ | 78cm(7.8) / 92cm(9.2)※ハンドル1回転あたり |
| ベアリング | 12BB / 1ローラー |
| ハンドルアーム長 | 85mm |
| ハンドルノブ | ハイグリップIシェイプライトノブ |
| 使用環境 | ソルト対応 |
| メーカー希望本体価格 | 79,500円(税抜) |
26スティーズ SV ライト TW|搭載テクノロジー一覧
| カテゴリ | 技術名 | 役割・ポイント |
|---|---|---|
| 設計思想 | HYPERDRIVE DESIGN | ベイトリールの基本性能(耐久性・巻きの軽さ・パワー)を底上げする次世代設計思想群。 |
| ギア関連 | HYPERDRIVE DIGIGEAR | 歯面形状の最適化により、滑らかさと耐久性を両立した新設計デジギア。 |
| ギア支持 | HYPER DOUBLE SUPPORT | ピニオン両端をBBで支持し、巻きの軽さとパワー、スムーズさを高める構造。 |
| ボディ | HYPER ARMED HOUSING(FULL METAL) | マグネシウムフレーム+アルミセットプレートの高剛性ボディで、歪みを抑えて剛性と精度を確保。 |
| クラッチ | HYPER TOUGH CLUTCH | 固着しにくく、オン・オフがシャキッとした高耐久クラッチ機構。 |
| ブレーキ思想 | ULTIMATECASTING DESIGN / BRAKE | MAGFORCE系ブレーキと可変インダクトローターを軸に、非接触ブレーキで環境変化に強いキャスト性能を狙った設計。 |
| ブレーキ思想 | ZEROアジャスト思想 | メカニカルブレーキに依存せず、マグダイヤル中心でセッティングする考え方(本機はオイルインジェクションキャップ構造に発展)。 |
| ラインガイド | TWS(T-WING SYSTEM) | キャスト時にライン放出抵抗を大幅に軽減し、飛距離とコントロール性、フォールスピードを高めるレベルワインド。 |
| ラインガイド | テーパーTWS | 開口部形状をテーパー状にしたTWSの発展形。ラインの無抵抗ゾーンを広げ、よりスムーズな放出を実現。 |
| スプール | SV LIGHTスプール(φ32/22.5) | G1ジュラルミン製の浅溝スプール。ラインの重量を抑え、軽い入力でも立ち上がりが良い低慣性仕様。 |
| スプール | SV BOOST | 可変インダクトが2段階で作動するSV系ブレーキ。初速〜後半まで最適なブレーキ力で、低弾道と後半のひと伸びを両立。 |
| スプール支持 | ZERO SHAFT | シャフトレスでスプールをBBのみで支持し、回転抵抗を極小化する構造。 |
| ドラグ | UTD(アルティメットトーナメントドラグ) | 初動の食いつきを抑え、滑らかさと最大ドラグ力を両立したドラグシステム。 |
| ギア・駆動 | 中実ピニオン | 中空ではなく中実構造の高強度ピニオンで、負荷時のたわみを抑え、耐久性と駆動安定性を向上。 |
| メンテナンス | オイルインジェクションキャップ | 専用工具で開閉し、ピニオンBBに直接注油できる。メンテナンス性向上構造。 |
| 外装・操作 | AL製スタードラグ | クリック感と操作性にこだわったアルミ製スタードラグ。ドラグ調整を細かく行いやすい。 |
| 外装・操作 | ドラグ引き出しクリック | ドラグ作動時に音でラインの出を知らせ、ファイト中のテンション管理をしやすくする機構。 |
| ベアリング | CRBB(防錆BB)多点配置 | ピニオン、ギアシャフト、スプール、ウォームシャフト、ノブ部などに防錆BBを配置し、耐久性と滑らかさを両立。 |
特徴1:32mm、12lb-50mという近距離キャストに特化したスプール
26スティーズ SV ライト TWは32mm径12lb-50mというスプールかつスプールレスポンスが良いため、近距離での釣りに特化しています。
スプールが軽く回転するため、ロッドがしっかり振れないような場所や近距離のキャストも軽い振りでキャストができるため、精度も上がります。
特徴2:ギア比9.2という超ハイスピードな巻き取りができる
32mmスプールのベイトリールとしては今までにないXXHというギア比9.2というギアが選べるようになっています。
近距離であれば1回転90cm近く巻けるため、3回転も巻けばロッド一本分もの距離を稼げるため、障害物回りでのヒット時にも安心してファイトができます。
他の32mmスプールのベイトリールでは9.2というギア比はないため、26スティーズ SV ライト TWだけの特徴といえます。
特徴3:中実ピニオン採用でギア強度が20%以上アップ
ピニオンギアの強度が高くなったため、よりパワフルに、より安心感を持って巻くことができます。
障害物回りの釣りはどうしてもギアに負担のかかることをしなければならないため、この部分は大きなアップデートポイントといえるでしょう。
また、単純に巻き心地を長く保つことができるため、数年単位で使い続けられる特徴ともいえます。
26スティーズ SV ライト TWはこんな釣りにおすすめ

26スティーズ SV ライト TWは「近距離を手返し良く」使うことに向いており、ギア比9.2が搭載されているベイトリールです。
そのため、26スティーズ SV ライト TWは以下の釣りに向いています。
- おかっぱりやボートでのランガンの釣り
- 障害物回りをライトリグで攻める釣り
特に障害物や岸壁周りは、一気に魚を引きはがす必要が出てくるため、ギア比9.2が活きてくる場面になってきます。
また、PEラインを巻けば最大1.5号-100m巻けるため、ソルトでは以下の釣りにおすすめです。
- チニングやライトロックフィッシュ全般
- 5g前後のヘビーミノーを使ったメッキやカマス
- フロートやキャロを使ったアジングやメバリング
- 20gぐらいまでのルアーを使ったシーバス
- 15gあたりまでのメタルジグを使ったマイクロショアジギング
- スーパーライトジギング等の船の釣り
ソルトの釣りでは特にベイトが小さい時期というのが年中存在するため、ライトプラグの出番が多くなってきます。
そういったときに26スティーズ SV ライト TWを使うことで、ソルトでの様々な釣りに対応できます。
スティーズという最高峰の性能を使って、いろいろな釣りに使ってみてください!!
他のベイトリールとの比較

ここでは26スティーズ SV ライト TWのベースとなった「24スティーズ SV TW 100」と前作のLIGHTシリーズである「18 SV LIGHT LTD」を比較していきます。
数値比較表:26スティーズ SV ライト TW/24スティーズ SV TW/18 SV LIGHT LTD
| モデル | ギア比(主ラインナップ) | 巻取り長さ (cm/1回転) | 自重 | 標準巻糸量(フロロ/ナイロン) | 標準巻糸量(PE) | スプール径 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 26 スティーズ SV ライト TW(100H / 100XXH) | 7.8(H)/9.2(XXH) | 78(H)/92(XXH) | 160g | 8lb:40〜80m、12lb:25〜50m | 1号:140m、1.5号:100m | φ32mm(SV LIGHT・SV BOOST) |
| 24 スティーズ SV TW 100(100/100H/100XH) | 6.7(100)/7.8(H)/8.5(XH) | 67(6.7)/78(7.8)/85(8.5) | 160g(各番手) | 12lb:40〜80m、14lb:35〜70m | 1.5号:120m、2号:100m | φ32mm(SV BOOST) |
| 18 SV LIGHT LTD (6.3R/L-TN, 8.1R/L-TN) | 6.3/8.1 | 63(6.3) | 148g | 8lb:40〜80m、10lb:30〜65m、16lb:20〜40m | ― | φ32mm(エアブレーキ) |
- 26 スティーズ SV ライト TW=ライト寄り・低弾道アキュラシー&手返し(XXH 92cm)
- 24 スティーズ SV TW 100=幅広い汎用域を1台で対応
- 18 SV LIGHT LTD=当時の“やや深溝”ライトバーサタイル基準リール
24スティーズ SV TW 100の方がラインキャパシティがあるため、より幅広い釣りに使える性能を持っています。
また、26スティーズ SV ライト TWのスプールと互換性があるため、24スティーズ SV TW 100を持っている方でもスプールだけ変えれば26スティーズ SV ライト TWの感覚を味わえます。
18 SV LIGHT LTDに関しては7年という歳月があるため、性能としては全面的に26スティーズ SV ライト TWに軍配が上がり、今としては手に入れることが難しいリールです。
ただし、18 SV LIGHT LTDは148gと26スティーズ SV ライト TWより12gも軽いため、より軽いベイトリールが欲しいという人は18 SV LIGHT LTDを検討してもいいかもしれません。
出典
- 26 スティーズ SV ライト TW:製品解説/仕様要点(ラインキャパ・巻取り・ギア比ほか)。TroutNews、ルアマガプラス、DAIWA公式
- 24 スティーズ SV TW 100:公式スペック(自重・巻取り・ラインキャパ等)。DAIWA公式(要約欄に表形式)、上州屋
- 18 SV LIGHT LTD:発売時スペック(自重・巻取り・ラインキャパ等)。Amazon商品頁、ナチュラム、ルアマガ(2018)
まとめ:26スティーズ SV ライト TWは近距離特化の最高峰リール
26スティーズ SV ライト TWはスプールレスポンスが高く、近距離で手返し良く探る性能に特化したベイトリールです。
ギア比9.2を選べばルアー回収や障害物から魚を引きはがすことも簡単にできるため、他のリールにはない快適さやメリットも持ち合わせています。
他にはない特徴を持った26スティーズ SV ライト TWを使って、今までの釣りをより快適に楽しんでいきましょう!!

