ベイトリールを購入したら早速ラインを巻いて釣りに行きたくなりますが「どうやってスプールにラインを巻けばいいか分からない……」ということはありませんか?
ベイトリールには正しいラインの巻き方があり、間違えた巻き方をしてしまうとライントラブルが多発して釣りにならなくなることもあります。
このページでは、
が分かるようになっています!
ぜひ、このページを読んで正しいベイトリールへのラインの巻き方を知ってください!
ベイトリールへの正しいラインの巻き方解説
それでは早速ベイトリールへの正しいラインの巻き方を解説していきます。
今回紹介する方法でラインを巻けばスプールにPEラインを直結しても、ラインすべりなどのトラブルは起きませんので、ぜひこの方法で巻いてみてください。
動画でも解説していますので、動画を見たい方はぜひ以下の動画も見てみてください!
ラインを巻くために必要なもの紹介
まずはベイトリールにラインを巻くために必要なものを紹介します。
具体的には以下のものを用意しましょう。
- ベイトリール
- ライン
- テープ
- ラインカッター
- ペンもしくはラインチェンジャー
ペンでもできますが、ラインチェンジャーがあると、より簡単にラインが巻けるようになるので、余裕があればぜひ用意しましょう!
ベイトリールへのラインの巻き方解説
それでは早速ベイトリールへのラインの巻き方を10ステップで解説していきます。
ラインチェンジャーに巻きたいラインをセットします。
ペンの場合は、ラインのスプールの穴にペンを突き刺して、両足でラインを挟むようにしてつかみます。
ラインをレベルワインダーからスプールに向けて通します。
この時にレベルワインダーのシャフトの下にラインを通さないように注意してください。
ラインとスプールをテープで仮止めし、クラッチを切って巻取りとは逆回転でスプールにラインを巻き付けていきます。
ナイロンやフロロは2周、PEラインは4~5周巻き付け、テープをはがします。
端糸を再度レベルワインダーに通します。
端糸を折り返して、メインラインと端糸に巻き付けていき、折り返した穴に端糸を通して結びます。
メインラインを引っ張っていくと、ラインが結ばれていきます。
メインラインと端糸を両手でしっかりと結び、端糸のあまりを切ります。
テンションをかけながらラインを巻いていきます。
ラインはスプールエッジ(スプールの斜めになっている部分)より多く巻かないように注意しましょう。
糸を巻き終えたら完成です!
フロロ・ナイロンの糸巻き量で分かるPEライン糸巻き量変換表
ベイトリールの場合は、メーカーで糸巻き量を見てもナイロンやフロロの糸巻き量しか書いておらず、PEラインの糸巻き量が分かりません。
そこで、今回はPEラインを使う人のために、分かりやすい変換表を作成しました。
この表を参考にすれば、PEラインの糸巻き量が分かるので、PEラインを巻きたい方は参考にしてください!
今回の表を作るにあたり、PEラインの太さはDUELのハードコア スーパーX4を参照して作成しております。
PEラインの太さは、同じ号数でもメーカーによって太さに違いがあります。
あくまでも参考程度に活用ください。
モノフィラライン糸巻き量 | PEライン糸巻き量 |
---|---|
0.235mm/8lb:50m | 0.4号:220m 0.6号:160m 0.8号:120m 1.0号:100m |
0.235mm/8lb:100m | 0.8号:240m 1.0号:200m 1.2号:150m 1.5号:130m |
0.265mm/10lb:100m | 1.0号:250m 1.2号:200m 1.5号:160m 2.0号:120m |
0.265mm/10lb:110m | 1.0号:270m 1.2号:215m 1.5号:175m 2.0号:130m |
0.285mm/12lb:100m | 1.2号:230m 1.5号:190m 2.0号:140m 2.5号:110m |
0.310mm/14lb:100m | 1.5号:220m 2.0号:170m 2.5号:130m 3.0号:110m |
0.330mm/16lb:100m | 1.5号:250m 2.0号:190m 2.5号:150m 3.0号:120m |
0.330mm/16lb:115m | 2.0号:220m 2.5号:170m 3.0号:140m 4.0号:110m |
0.370mm/20lb:100m | 2.5号:190m 3.0号:150m 4.0号:120m 5.0号:95m |
0.450mm/30lb:100m | 3.0号:230m 4.0号:180m 5.0号:140m 6.0号:115m 8.0号:90m |
おすすめライン、道具紹介
ベイトリールにラインを巻くときにおすすめな道具やラインを紹介していきます。
HARDCORE Tx8
従来のPEラインの原糸を太さを変えずに繊維を太くしたことで、より強さがアップしたPEラインです。
耐久性はもちろん、ハリも強いのでバックラッシュが起きにくいというメリットがあるラインです。
SHIMANO PITBULL8+
PEラインの伸び率は普通は5%前後ですが、PITBULL8+は1%という伸びの無さが特徴です。
伸びないことにより、感度アップ・フッキング率・ルアーの操作のしやすさが上がります。
値段も高くないので、PEライン選びに迷ったらぜひ使ってほしいラインです。
YAMATOYO レジンシェラー4
ハードコーティングが特徴のPEラインです。
レジンシェラーは4編みと8編みがありますが、レジンシェラーは4編みがおすすめです。
とにかくハリが強いため、ライン抜けが良くバックラッシュしにくいという特徴があります。
ロックフィッシュなどの根が荒い場所での使用にも最適です。
第一精工 高速リサイクラー2.0
ラインを巻くときに、非常に便利な道具です。
もはや有名すぎですが、もし持っていないのであればぜひ買ってください!
リサイクラーがあるかどうかでかなり変わります!
ベイトリール初心者の疑問解決!ラインの巻き方に関するQ&A
- PEラインをスプールに直結してはダメなのはなぜですか?
-
PEラインはスベりが良く、スプールに直結してもラインが固定されずにラインすべりの原因になるからです。
ただし、このページで紹介した方法であれば全く問題ありません。
心配であれば、ナイロンを1mほど下巻きとして巻き、PEラインと結んで巻く方法がより確実です。
- 下巻きはどの種類のラインを巻けばいいですか?
-
PEラインが軽いのでおすすめです。
フロロやナイロンは重たいのでスプールのレスポンスが悪くなり、軽いルアーのキャストがしにくくなります。
- ラインをテープでとめてはダメですか?
-
ラインすべりが怖い場合は貼っても大丈夫です。
ただし、テープの種類や貼り方によって異音の原因やテープの粘着による汚れが付く可能性があるので、貼らないことをおすすめします。
- PEラインの太さや強さが違うのはなぜですか?
-
PEラインは極細の糸を編み込んで作っているため、編み方やコーティングによって太さが変わります。
そのため、PEラインの号数はナイロンやフロロとは違い、太さではなくデニールという重さで号数が決まります。