SLX DCといえば、SHIMANOのDCリールの中でコスパの良いベイトリールとして有名です。
そんなSLX DCが2023年に新しくなって登場しました。
ですが、詳しく見ていくと実は22SLX DC XTが完全上位互換だったんです。
今回はそんな不遇？なベイトリール23SLX DCの紹介と、他のSLXシリーズとの比較も紹介していきます。
23SLX DCのスペックと前作との比較
SHIMANO SLXDC商品ページ
まずは23SLX DCのスペックと、前作の20SLX DCと何が変わったのかを紹介していきます。
23SLX DCの基本スペック
SHIMANO 23SLX DCの商品ページ
品番 ギア比 最大ドラグ力(Kg) 自重(g) スプール 径(ｍｍ)/幅(ｍｍ) 糸巻量ナイロン(lb-m) 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) ハンドル長さ(mm) ベアリング数BB/ローラ― 夢屋ハンドルノブタイプ 夢屋ハンドルタイプ 本体価格(円) 商品コード 70 6.3 5.5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6565 42 6/1 A BH-1 27,500円 45607 71 6.3 5.5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6565 42 6/1 A BH-1 未定 45614 70HG 7.2 5.5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6575 42 6/1 A BH-1 27,500円 45621 71HG 7.2 5.5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6575 42 6/1 A BH-1 未定 45638 70XG 8.2 5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6585 45 6/1 A BH-1 27,500円 45645 71XG 8.2 5 200 33/21 12-100,14-90,
16-80,20-6585 45 6/1 A BH-1 未定 45652
23SLX DCに使われている技術特性は以下になります。
- ハガネ
- ハガネボディ
- マグナムライトスプールスリー
- I-DC4
- S3Dスプール
- SA-RB
- スーパーフリースプール
- 海水OK
前作のSLX DCに比べて変わった点は2つある
23SLX DCになって変わった点はスプールとブレーキです。
| 23SLX DC | 20SLX DC |
|---|---|
| 33mm径/21mm幅のマグナムライトスプールスリー | 34mm径/22mm幅のノーマルスプール |
| 新I-DC4 | 旧I-DC4 |
23SLX DCはスプールが径、幅ともに1mm小さくなり、マグナムライトスプールスリーになったことで、スプールが軽くなりました。
このスプールは22SLX DC XTと同じスペックなので、おそらく重量は17gです。
前作の20SLX DCが約21gだったので4g近く軽くなっている可能性があります。
ベイトリールのスプールで4gも変われば、全くの別物と言っても良く、10g前後のルアーのキャストフィールが格段に良くなっているでしょう。
また、スプールの変更に合わせてI-DC4の中身も変更しており、こちらはどう変わったのかは使ってみないとわかりません。
ベイトラボ管理人キャスト可能なルアーが増えるのはうれしいですね！
23SLX DCと22SLX DC XTを比較すると…
去年発売された22SLX DC XTは23SLX DCの完全上位互換となります。
その性能は以下の通りとなっています。
| 23SLX DC | 22SLX DC XT | |
|---|---|---|
| ギア比 | N:6.3 HG:7.2 XG:8.2 | N:6.2 HG:7.4 XG:8.1 |
| 最大ドラグ力 | N,HG:5.5kg XG:5kg | 5.5kg |
| 自重 | 200g | 195g |
| スプール | 33/21 マグナムライトスプールスリー 重量：？ | 33/21 マグナムライトスプールスリー 重量：16.9g |
| 糸巻き量 | 12lb-100m 14lb-90m 16lb-80m | 12lb-100m 14lb-90m 16lb-80m |
| 最大巻き上げ長 | N:65cm HG:75cm XG:85cm | N:64cm HG:77cm XG:84cm |
| ハンドル長 | N,HG:42mm XG:45mm | 42mm |
| ベアリング | 6/1 | 7/1 |
| 夢屋ハンドルノブタイプ | A | A |
| 夢屋ハンドルタイプ | BH-1 | BH-1 |
| 本体価格 | 右：27500円 左：未定 | 35000円 |
| ブレーキ | IDC-4 | IDC-5 |
| 技術特性 | ハガネ ハガネボディ マグナムライトスプール３ IDC-4 S3Dスプール SA-RB スーパーフリースプール 海水OK | ハガネ ハガネボディ マイクロモジュールギア マグナムライトスプール３ X-SHIP IDC-5 S3Dスプール SA-RB スーパーフリースプール 海水OK |
価格はおおよそ7000円の差がありますが、22SLX DC XTはマイクロモジュールギアやIDC-5が入っています。
そのため、巻き心地や使えるシチュエーションも多いので、7000円以上の価値はあるでしょう。
もし、23SLX DCを検討しているのであれば、お金が許すなら22SLX DC XTを買うことをおすすめします。
20SLX DCを持っている人は23SLX DCを買う価値はある？
20SLX DCの代わりとして23SLX DCを買う価値はあります。
その理由としては、スプールが軽くなり、33mm径になったことで、軽いルアーのキャストフィールが良くなっているからです。
お悩み君20SLX DCでもう少し軽いルアーも投げたい……
ベイトラボ管理人その場合は23SLX DCはおすすめです！
23SLX DCまとめ
23SLX DCは前作と比べてスプールが軽くなり、34/22mmから33/21mm径になりました。
そのため、軽いルアーのキャストフィールが良くなったことが予想されます。
ですが、7000円ほど追加で出せるのであれば、22SLX DC XTがIDC-5＋マイクロモジュールギア搭載で完全上位互換となっています。
値段がきびしいという方は23SLX DCでもかなりスペックの高いベイトリールになっているので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
